課題の解説

1.ビジネスベーシックについて

●受講生平均値 5.25点
●このことが身につく研修例 新入社員研修 3年未満社員研修
若手社人研修 ラポール・ビジネスマナー研修 など

解説
 社会人としての常識・基本を習得しているかという課題です。新卒や中途入社を採用したが教育や研修をしないと後々悪い人材に変質していきます。特にビジネスベーシックとして5項目にまとめられますのでご確認ください。

1.共同体のスタンス(企業は団体戦でありチームワークが大事)
2.業績尊重のスタンス(利益が第一でありそのための自己業務の存在価値)
3.秩序維持のスタンス(共同体だからこそ守るべき秩序がある)
4.相互親密のスタンス(人間関係・コミュニケーションが必要になる)
5.自己成長のスタンス(そして企業活動を通じて個人的成長が望める)

2.対人関係・コミュニケーションについて

●受講生平均値 4.85点
●このことが身につく研修例 コミュニケーション研修 中堅社員研修
説明・報告・対話研修 営業研修 など

解説
 ヒューマンスキルの基本ですが苦手な人が増えています。逆に言えば自己中心型や交流拒絶型が多くみられるということです。人は皆、自分と気の合う同質の方だけと付き合いたいものです。しかし社会は異質人間ばかりなのです。とりわけ多い世代間ギャップ対策だけでも研修をしておく価値があります。

3.業務知識・業務スキルについて

●受講生平均値 6.85点
●このことが身につく研修例 PDCA研修 タイムマネジメント研修
課題解決力 気づき・段取り強化 など

解説
職務内容や専門性により異なりますが、この課題はまさにプロとしての分野ですので比較的点数は良いようです。もしも点数が低ければ業務担当として向いていない可能性があります。また知識不足という言い訳を使う人も多くみられます。学習意欲との関連を確認してください。

4.学習意欲・自己モチベーションについて

●受講生平均値 7.05点
●このことが身につく研修例 モチベーション研修 中堅社員研修
プレゼンテーション研修 など

解説
研修に来られるだけあって比較的高得点分野です。しかし時々0点や1点をつける方がいます。疲れているのか研修前日にトラブルを抱えてしまったのか、いずれにしても精神面や体力面のダメージからきています。一番は自信がない方が多いようです。仕事という長い付き合いをするパートナー意識が育っているか確認ください。

5.リーダーシップについて

●受講生平均値 4.35点
●このことが身につく研修例 リーダーシップ研修 中堅社員研修
プレゼンテーション研修 マリコ研修 など

解説
 今、世の中がそして各企業が一番求めていることです。組織にリーダーは一人でも、リーダーシップという良い影響力を持つ社員は何人いても良いわけです。数多くいればそれだけ強く良い組織ということになります。リーダーシップは手本や模範でもありますので部下指導の基本にもなります。また後天的な資質でもありますから身につけようとしたら今からでも遅くないという認識をもつことです。

6.部下指導力について

●受講生平均値 3.65点
●このことが身につく研修例 部下指導コーチング研修 中堅社員研修
幹部候補管理職研修 マリコ研修 など

解説
 部下と上司の業務内容が異なり、魚屋さんが肉屋さんを指導できないグループ状態の組織があります。つまり指導すべき課題がわからない上司と、上司より詳しい部下のミスマッチがおきています。入社3年間にX理論型トレーニングとその後のY理論型コーチングの指導法を最低習得しないとベクトルが合わない一体感のないバラバラ組織になります。

7.上司との関係力強化について

●受講生平均値 4.95点
●このことが身につく研修例 説明・報告・対話研修 中堅社員研修
幹部候補管理職研修 マリコ研修 など

解説
お互い上司は部下を、部下は上司を選べません。この組み合わせは社内のごく一部の方が決めているのでしょう。また上司は個性的な人が多くプライドも高く一律な指導性がないため、部下との相性によって良し悪しの結果となります。そこでお互いがフォロワーとリレーションの関係づくりを学ぶ必要性があります。中小企業の場合、一生同じ上司と付き合うことも考えられます。お互いにファミリー意識が大切になります。

8.他部署との関係力強化・チームワークについて

●受講生平均値 4.05点
●このことが身につく研修例 説明・報告・対話研修 クレーム対応研修
チームワーク研修 マリコ研修 など

解説
 自部署のことは詳しいが他部署のことを知らない社員が急増しています。ジョブローテーションや異動・配置換え・転勤などの方法だけでは表面的な認識で終わっています。また前工程や後工程も知らず業務が毎日進み、となりの人が何をしているのかもわからない事態が生じています。さらに遠慮が生まれ、セクショナリズムとなり業績に悪影響が生まれます。社内営業活動など本来は外に目を向けるべき点において貴社は大丈夫でしょうか。

9.考え方・プラス思考について

●受講生平均値 5.25点
●このことが身につく研修例 PDCA研修 フォローアップ研修
社内まるごと研修 社内トレーナー研修 など

解説
 ビジネス以前の問題を抱えている社員がいます。その代表例はプラス思考が課題の方です。良く言えば慎重で丁寧なのかもしれません。しかし結果として時間がかかりすぎたり、やる気やモチベーションに影響を与え、不平不満が逆のリーダーシップとなり社内モンスター化します。これをモラールブレイカー現象といいます。本人のためにも早めの教育指導がおすすめです。そして後天性のものですからスタンス教育とともに直っていきます。

10.外部・お客様からの評価について

●受講生平均値 7.05点
●このことが身につく研修例 営業研修 クレーム対応研修
プレゼンテーション研修 など

解説
 社内の池だけで泳いでいる魚のように、外部の海を知らない社員が増えています。逆に、営業担当や物流担当のように社内の時間が短い方もいます。会社の利益や売上はどこからきているのか、CS・お客様満足の基本教育の確認が必要です。とくに自らが会社代表の認識を持ち、相手視点の当事者意識が反映される評価となります。お役立ちの考えに温度差が出ます。

11.愛社精神・帰属意識について

●受講生平均値 6.85点
●このことが身につく研修例 幹部候補研修 若手研修
ビジョンメーキング研修 など

解説
 個人の業務課題と自己課題がズレている社員がいます。つまり自分が本来やりたいことと担当として与えられている業務が納得しない、やらされ感のまま動いています。とくに若手がやめてしまうきっかけにもなります。会社として、先輩として未来を見据えた志ややりがい、そして仕事の面白味を話していないのでしょう。絶えず社員はとなりの庭と比較をしているのです。

12.実行力について

●受講生平均値 5.45点
●このことが身につく研修例 PDCA研修 フォローアップ研修
社内まるごと研修 など

解説
 せっかく社外研修を受講してきても現場に活かさない社員がいます。聞いただけで実行しないのは、頭と体が分離しているからです。すぐやる習慣があるかはトレーニング次第です。早い人はすぐに取り入れて改善していきますが、考えてばかりでやらない人は頭で結論を出しているのでしょう。成長とは失敗からも学ぶ意味があります。1打数1ホームランから分母を増やし、実行力をあげることです。